2008年 05月 06日
なごり桜の京都紀行 その3 ~ 悲しき御室桜 ほか
ゴールデンウィーク最終日、みなさん、楽しく過ごされましたか。
札幌はようやく気持ちのよい青空が広がり、
ついつい、ご近所をフラフラしておりました。
たとえ遠出はせずとも、こんな日は気持ちよいものですね。
さて、すっかりさぼりグセがついておりましたが、
なんと10日ぶりに、春の京都レポート続きです ^^
4月18日(金) プチバカンス2日目 後半。
すてきなすてきな平野神社を後ろ髪引かれる思いで後にし、
(本当に、一日居ても飽きなかったと思う)
次に向かうは、今回の旅で、一番の楽しみだった仁和寺。
仁和寺へは、路面電車(京福電気鉄道~通称 嵐電)で移動。
最寄り駅は「御室仁和寺駅」ですが、
途中ハラゴシラエをしなくちゃいけないので、
ひとつ手前の「妙心寺駅」で下車。
少し歩いてたどりついたのがこちら、「おからはうす」。
自家菜園でとれた野菜や無農薬無添加の食材を使ったお料理が
評判のお店。
どんべい村のママchan が教えてくださいました。
住宅街の小さなお店ですが、
ちょうどお昼時で御室桜はちょうど旬だった(本当は、、、)こともあり、
平日ながらとても混んでいて、店外に待ち人が6~7人(団体さんみたい)。
普段は待つのが苦手なのだけど、ほかにお店も知らず、
少し待つことに。幸い、雨もあがってました。
どれぐらいの時間、かかったかな。
思ったほどは待つこともなく、カウンター席に案内されました。
オーダーしたのは、五穀米ランチ+ゆずジュース。
見たとおり、身体に良さそうなおかずです。
五穀米、大好きなのでうれしいです。
どれも優しいお味で安心して食べられましたが、
何よりも嬉しかったのは、冷たいゆずジュース。
さっぱりとして、とてもおいしゅうございました。
さて、ハラゴシラエの後、てくてくとひたすら歩いて、初訪問の仁和寺へ。
仁和4年(888年)に創建されたお寺です。
応仁の乱に一度消失し、
その後徳川家光が再建したという由緒正しいお寺です。
でも、私の目的は、あの御室桜。
仁和寺は、京都の最後のお花見場所として人気とのことでした。
ちなみに、↑の二王門の階段、急で怖かったです。
そして、門に張られた「落花さかん」の文字が気になります。
でも、まだ満開から1~2日しか経っていないはず、
少々不安な気持ちをもちながらも、500円の拝観料を払い、中へ進みます。
そして、中門をくぐり抜けた先に広がっていたのは、
なんとも悲しい御室桜たち。。。
やはり、前日一日、そして当日の午前中まで降り続いていた雨には
勝てなかったようです。
たしかに、落花盛んでありました(涙)
でも、悔しいから五重塔とのコラボも撮影してきました。
全然美しくないですね。。。
実はこのちょうど数日前、
リンクをいただいているone sunny dayのsasa-323さんが訪れて、
それは素敵な写真を撮影されています。
御室桜の美しい姿は、そちらをのぞいてくださいね。
それにしても、御室桜のこの状態には、さすがにへこみました。
だって、期待していたのだもの。
この旅の日程を決めた時、
他の桜はだめでも、こちらの桜だけはと信じていたの。
雨さえなければ、本当に見頃だっただろうな、きっと。。。
日頃のオコナイ、悪いのかしら、ワタチ。
それでも、負けずにアップ撮影。
こちらの桜は低木仕立てなので、撮影は比較的ラクチン。
そして、やはり記憶に残るのは、新緑の美しさ。
雨の後なので、こちらはよけいに美しいのですね。
もちろん、散りはじめでも、十分美しいです。
(と、悔し紛れのショットを)
中門の手前では、シダレザクラも残ってました。
↓は、御衣黄(ぎょいこう)という、これまためずらしい黄緑色の桜。
でも、この時期一番ピカピカに輝いているのは八重桜ですね。
こちらは少し濃いピンク色。うん、とってもかわいいよ。
それにしても、落花さかんのショックは大きく、
五重塔を間近で観ることもなく、仁和寺を後に。
また路面電車で移動です。
駅の近くで、御室桜の盆栽が!!
おみやげにどうですかと言われても、ちょっと無理だわ。
本当はとっても欲しかったのだけど。
当初の予定では、
比較的近くにある竜安寺まで足をのばす予定だったのだけど、
(一度あのお庭とつくばいを見たいと思っているのです)
御室桜のショック大きく、本日の観光は終了と決める。
そして、路面電車と地下鉄を乗り継ぎ移動。
(この3月に地下鉄が延びて、乗り継ぎが楽になったのです)
地下鉄二条駅で下車し、向かうは 佐々木酒造さん。
俳優の佐々木蔵之介さんのご実家としても有名らしいのですが、
私にとっては、これまで買って帰ったり、
お店で口にして、印象に残ったお酒のいくつかがこちらのお酒だったのです。
でも、なかなかお店でみつけることができなくて、
今回は、思い切って蔵まで足を運びました。
↑日本酒の自動販売機、初めてみました。なので、記念撮影。
販売部は蔵の入り口にあり、想像していたよりも小さかった。
こちらでは、いくつか試飲させていただきました。
どれもこれも美味しくて、価格も良心的。
あれもこれもほしかったけど、札幌だと、送料も馬鹿にならず。
なんとか選んで、父へ、そして自分へのお土産として数本注文しました。
(これは後日番外編で)
また地下鉄の駅まで歩いてもいいかなと思ったのだけど、
近くの停留所にちょうどバスが!
行き先も見ずに飛び乗ります。
車内で行き先を確認し、「裁判所前」で下車。
少しお茶したい気分だったのですが、たしか、この近くに
大好きなカフェの「ハローさん」があったはずと思い出したのです。
(友人のマユミさんのお勤め先が近くなので、そう聞いていました)
バスを降りた後、目の前に広がる景色にしばし絶句。
低木ながら、裁判所の建物を囲んで、枝垂桜が植えられていたのです。
もちろん、見頃はかなりすぎていましたが、まだ十分美しい。
大好きな枝垂桜です。思いがけない出会いに感動。
これもハローさんのおかげ。
すっかり、御室桜ショックからも癒されました。
しばし裁判所のシダレさんを楽しんだ後、
少し歩いて、「Cafe Bibliotic Hello! 」さんへ。
バナナの木で有名(?)な、カフェです。
こちらでは、ケーキと冷たいチャイを注文。
京都には、すてきなカフェが数多く存在し、
私も好きなお店がたくさんなのだけど、
こちらは、特に気に入っている。
そんなわけで、今回3度目の訪問ですが、やっぱり好き。
カフェで少しのんびりし、
隣に併設されたばかりのギャラリーを見学した後、
てくてく歩いてホテルへ。
ホテルで身支度をして、夜の街へいざ出発。
今宵のディナーは、ブログ友のさおりさんと!
そして、私がリクエストしたレストランは、
少しイタリアンな(?)フレンチレストラン、「osteria Bastille 」さん。
さおりさんとのお食事は、これで4度目。
そして、こちらのお店は、前回に続いて2度目。
同じお店をまたリクエストしたのは、
前回おなかがいっぱいで(どのお皿もボリュームたっぷりなんです)
デザートを食べそびれたのが残念だったということもあるけど、
それ以上に、お店の雰囲気がとてもよくて、お料理がどれもおいしかったから。
そして、やっぱりその期待を裏切られることはなかったのです。
どのお料理もおいしくて、そしてやっぱりボリュームたっぷり。
添えられたレンズ豆が本当に美味しくて。。。
もう、かなりおなかは満足(というかはち切れそうでした)でしたが、
今回は、絶対と決めていたので、デザートも忘れずに!
美味しくて、そして見た目もとっても美しい一皿に満足。
もちろん、さおりさんとのおしゃべりも、お料理と同じくらい楽しみました。
11時にお店を出るまで、いえいえ、その後ホテルまで歩く間も、
ずっとずっとおしゃべりしっぱなし。
お互いの近況や、ブログの話など、本当に話題はつきなくて。
そんなさおりさんからは、
今回も、すてき&とてもうれしいプレゼントもいただきました。
それは後日、ご報告したいと思います。
(まだ写真撮ってないの。ごめんなさい。)
「さおりさん、いつもいつも、どうもありがとう♪」
by rucolaperla
| 2008-05-06 23:59
| 京都紀行