2007年 12月 30日
カラフルな京都紀行~かつおぶし揺れるカレーライス
京都レポート、ようやく最終回。
12月2日 日曜日、上洛4日目つづきです。
どうも、鴨川&高台寺(&その周辺)で
予定よりもゆっくりしずぎたようで、
高台寺を出た時はすでに1時近かった。
もし時間があれば、高台寺から南へくだり、
八坂の塔、二年坂、三年坂、清水寺といった
王道の(でも、あんがい嫌いじゃない)観光ルートも徒歩圏内。
それはそれで惹かれたけど、
でも、それ以上に、今回の旅では絶対訪れたい場所がまだ残っていた。
その目的地までは、タクシーを使って移動することも考えたが、
まだ少し(時間に)余裕ありと思い、とりあえずてくてく歩く。
円山公園から八坂神社をぬけ、再び賑やかな四条通りを歩く。
円山公園も、八坂神社も、時間があればゆっくり楽しみたい場所。
特に円山公園は、前回(去年の春)も、歩いて通り過ぎただけ。
あの枝垂れ桜を見るためにね。
でも、残念ながら、今回も時間が足りず。
あぁ、京都は3泊4日じゃ絶対たりない。
せめて、1週間居られたら、もっともっと楽しめるのに。。。
(なんて、ルッコラに聞こえたら、たいへんなことになっちゃうかな ^^)
ところで、↓の2枚は「写るんです」もどきで撮影したもの。
今回、なんとなくフィルムで撮りたくて、安売りしていたのを持参したが、
合格点といえるのは、わずか数枚だけ。
まぁ、2つで600円程度の、超特売品だったから、しかたがないか。
(そんなわけで先日、
もうちょっとまともなフィルムをカメラを手に入れてしまった。)
でも、少しトイカメラ風でいい感じがしないでもない。
(実は今、欲しいトイカメラがある。買おうな、どうしようかな。。。)
話しを戻そう。
人混みの四条通りを急ぎ足でてくてく歩き、鴨川手前で京阪電鉄に乗車。
終点の出町柳駅で下車したところ、
観光客らしい若い女性に声をかけられる。
「京都大学はどちらですか?」と聞かれ、方向だけを教えたものの、
歩いたら、けっこうあるだろうになぁと思った。
そういう私の次の目的地へは、もっともっと西に移動しなければならない。
タクシーかなと思いつつ、とりあえず時間を確認のため、
バス停まで歩いていると、向こうからバスが来た。
あわてて走って乗車(ラッキー)。
しかし、バスを降りたあと、少々道に迷ってしまう。
またまた、奧に奧に歩きすぎたのだ(全然学習しない)。
途中、散歩中の飼い猫(美猫!)さんに逢ったけど、
鞄からカメラを出す余裕もない。
時計を見ると、すでに2時直前。
ここまでやって来て、おめあての食事にありつけなかったらどうしよう。
(そう、目的地はランチ場所なんです。)
少々焦ります。。。
なので、引き返してきた道をまがり、
突然その看板が表れた時は、本当に嬉しかった。
それは、西陣方面にある、「ひだまり」 さんという和風カフェ。
こちらのお店、手持ちの京都本のいくつかで紹介されていて、
ぜひ訪れてみたいと思っていたカフェ。
築80年の町屋利用し、
靴を脱ぎ畳の上でくつろぐスタイルというのもプラスポイントだったが、
何よりも気になったのが、人気という和風カレー(500円!)。
なぜならば、、、
ごらんのとおり、
猫組にはたまらない、かつおぶしがのっているのですよ!!
それに、隠し味はお味噌だという(味噌味、好きです)。
それを知って、これはどうしても試してみたかった。
ちなみに、この日のカレーは、大根ときのこの和風カレー。
最初は大根?と思ったけど、なかなかいけました。
ヘルシーな五穀米も嬉しいし、かつおぶしも味噌風味も、全然違和感なし。
またまた「勘」はあたり、大満足です。
さて、店内、まわりをキョロキョロしてみると、
美味しそうなシチューを食しているかたが!
隣の席には、やはり一人旅らしい女性が、コーヒーとケーキを食べている。
器の雰囲気もよく、美味しそう。
それに、手持ちの京都本には、「ほうじ茶オーレ」がおすすめとある。
もし時間があれば、ゆっくりお茶もしたいところだった。
でも、今回はあきらめることに。
やはり、人気のカフェだからだろうか。
私が席についた直後、来客が続き、あっというまに満席に。
入り口では、待ち人も数組。
そんなこともあり、慌てて食事をすませ、店を出る。
私自身、京都を離れるまで、あと約2時間しかない!
その後、前回訪れることができなかった「長文屋」というお店で、
念願の七味をいくつか購入(後日、番外編で紹介します)。
実は、ここにもなかなかたどりつけず、近くを行ったり来たり。
そんな私に気づいて、父親ほどの、初老の殿方が声をかけてくれた。
(いつも思うが、京都では初老の殿方がとても優しい)
詳しく道を教えてくださったおかげで、なんとか店に到着できたのだ。
親切なジモティーに多謝。
そして、その「長文屋」の近くにあったのが、
京福電気鉄道(通称『嵐電』)の北野白梅町駅。
とくべつ鉄道マニアじゃないけれど、
旅に出る数ヶ月前に、偶然手にした京都本
「らくたび文庫 嵐電ぶらり各駅めぐり」を読んで、
どうしても、乗車してみたくなった。
残念ながら、各駅めぐりなどする時間の余裕はなく、
沿線には、気になる観光スポット(龍安寺や御室仁和寺)もあるが、
今回はやむなく通りすぎる。少し残念。
途中、ビルの1階が駅という「帷子ノ辻駅」で乗り換え、
想像以上に車内混雑した中、やっと終点「四条大宮駅」到着。
わがまち札幌にも路面電車があるので、
特別感動的なことも、目新しいこともなかったけど、
とりあえず、目的を達成し、体験できたことに満足。
さて、嵐電を下車した後は、すぐにタクシーをひろい、中心部へ移動。
あぁ、お土産を買わなくちゃ、札幌には帰れない。
おめあての「ギャラリー遊形」にたどり着いたの、4時直前。
(ちなみに、関空行きは4時45分発)。
老舗の高級旅館「俵屋」さんが、
旅館で実際に使用している品々を販売しているこちらのショップ、
前回初めて訪れ、かなり気に入ったところ。
とりあえず、お土産選びには苦労しないはず。
何よりも、前回買いそびれた人気の石鹸を忘れずに買わなければ!
うわさ通り良い香り、満足。
この他、家族や友人、同僚らへのお土産を購入し、少し安心。
近くには大好きな雑貨店「アンジェ」や、
前回感動的に美味しいコーヒーと出逢った「六曜社珈琲店」もあるが、
全く時間の余裕無しで、今回はあきらめる。
地下鉄で京都駅まで行き、なんとか関空行きの列車に間に合ったが、
いつも楽しみにしている、出発直前のデパ地下めぐりができず。
また、今回こそ錦市場をゆっくり散策する予定だったのに、
その願い叶わず。
マユミさんから、お勧めのお漬け物屋さんを聞いていたのに、
これは次回にもちこしとなる(ごめんなさい、マユミさん。。。)。
そんな感じで出発した列車は、定刻どおり無事関西空港に到着。
関空では、定番の土産菓子を職場や実家にいくつか購入。
赤福がないのが、かなり残念。。。。
(私にとって、白い恋人騒動より、赤福騒動のほうが、もっともっと深刻)。
買い物に少し手間取り、時間ぎりぎりに搭乗口へ。
こんな感じで、後半は旅の余韻にひたることもできず、
バタバタと帰ってきてしまった感じです ^^;
と、今回の旅レポートは、なんともマヌケな形で終了。
結局のところ、何度行っても、まだまだ歩き足りない、京都です。
あぁ、しばらく飽きそうもないので、
来年もまた、訪れることができますようにと願う。
さて、毎度のことながら、私的な旅の記録におつきあいくださり、
本当にありがとうございます。
(こうやって書き留めて置くと、後日個人的に役立つのですよ)
改めて振り返ってみると、今回、立ち寄ったスポットは比較的少な目。
昼の時間が短い季節ということもあるけれど、
何よりも、いつも以上に、
一つの場所を、ゆっくりじっくり見て歩いたからなのではという感じがします。
それが、結果的に素敵な記憶となりましたし、
また、膨大な量の画像を撮影する結果に。。。
(画像処理に異常なほど時間がかかったので、ようやく外付けHDを購入する決心をしました。)
旅のレポートで11の記事を書いただけでは終わらず、
いくつかの番外編を用意しておりますので、ゆっくりと、更新する予定。
そんなわけで、来年ももう少し、おつきあいくださいませ。
さてさて、本当の最終回はいつになることやら。。。