2007年 10月 11日
はじめまして、リッキー♪
「わたし、ティモン。
札幌の円山動物園で暮らすメスライオンよ。
今年の3月に7年間連れ添ったをジェスパを亡くしてから、ずっと一人で淋しかったの。
でも、思ったよりも早く再婚できて、わたし、嬉しい。」
「前のダンナのジェスパは23歳で亡くなったのだけど、ライオンとしてはとても長生きだったのよ。
富士サファリパーク(静岡)から2歳でやってきて20年以上、、円山動物園の人気ものだったの。
天寿をまっとうしたとはいえ、やっぱりジェスパにはもっと長生きしてほしかったの。。。。
(しんみり)
そうそう、新しいダンナの紹介ね。
今度のダンナは、ジェスパと同じ富士サファリパークからやってきたピチピチの5歳。
先月ようやく「リッキー」っていう愛称が決まったばかり。いい名前でしょ♪
きっと、ラテン系なのよん♥
人間でいうと20歳らしいわ。
ジェスパは13歳も年上のじいさんだったから、私ちょっとウキウキしてるの♪
なんだか若返った気分なの。ねぇ、肌色も良くなったと思わない?
あっ、もちろん、天国のジェスパには内緒にしてね ^^;」
「でもね、リッキーたら、まだ少し貫禄が足りないの。
それに、昼間はいっつも寝てばかりいるのよ。
そりゃ、大きな猫だから、しかたがないけど。 」
「ダンナが寝てばかりで、あぁ、本当にわたし、たいくつしちゃうっ。
でも、そろそろ目を覚ましてもいいと思うの。
だって、さっきからずっとヘンなおばさんが、じっとカメラを向けて待っているのだから、
動物園で暮らすのには、サービス精神も必要なのよ。」
はい、確かにへんなおばさんだったかもしれませんねぇ。
そりゃ、大きな猫なので、寝てばかりいるのは百も承知だけど、
やっぱり、その若々しいお顔をちゃんと拝見したいじゃないですか。
でも、けっこう長い時間ねばったおかげで、やっと目を覚ましてくれました。
ありがとう、そして初めまして、リッキー。
初対面のわりには、ちゃんと心得ているじゃない。うんうん。
その豪快な遠慮しらずのアクビ、大好きだよ。
ということで、先日の日曜日、久しぶりに円山動物園に行ってまいりました。
このところ週末毎に出歩いて、おまけに大量の写真を撮影してきているので、
そろそろのんびり家の事を片づけようと思っていたのですが、
朝起きると、予想に反して天気は良好。出かけないわけには行きません。
久しぶりの円山動物園です。
昨年10月に愛するシゲジロウ(マサイキリンのオス)が和歌山のアドベンチャーワールドに婿入りし、
今年2月には、アイドル ピリカ(シロクマ)が帯広に旅立ってしまっただけでなく、
実は、今年に入ってから円山動物園は訃報が続いてました。
1月にはシロフクロウのセルゲイ、トナカイのルドルフ、
そして、前年に還暦を迎えたばかりのゾウの花子、という人気者が相次いで天国に旅立ち、
その後も、チンパンジーの男の子たちや、
大好きだった猫科のカラカルの「ケン」(大往生でした)まで逝ってしまいました。
中でも、3月のジェスパの訃報は、私にとってとても悲しいものでした。
ティモンともとても仲良しで、その姿は、どんなに私を癒したことでしょう。
そんなことがあって、実は円山が少し遠くなっていたのです。
(ちょっと微妙な距離感ですが) ティモン、再婚おめでとう♪
そしてリッキー、姉さん女房をよろしくね。
もちろん、ライオンの他にも「大きな猫」たちに逢ってきましたよ。
いつも思うのですが、虎ってとってもフォトジェニックなやつなんです。
カメラ目線もにくい。
それから、肉球もたまりませんね。
「でも、私の肉球のほうがずっとラブリーニャの。」by ペルラ
こちらのご夫婦も、メスのアイ(ベルリン生まれなんです)のほうが早起きで、
少し退屈されていたようです。
おお、いいアクビですねぇ。
アクビの後は、まったりですね、奥さん ^^
ダンナさまが目覚めた後は、「ご飯くれ~」攻撃でした ^0^
↑はペルシアヒョウ、なかなか格好いいです。
これまた遠慮のないアクビをしているのは、ユキヒョウのアクバル。
↑はサーバルキャットのポッキー。
かなりねばったけど、後ろ姿しか撮れなかった。残念 (>_<)
以上、秋の円山動物園レポート 第一段は終了。
続きはまた後日!
「ワタチの毛皮のほうがゴージャスにゃの」by ノワ