2007年 01月 08日
新入りルクさんは働きもの
今年の年末年始のお休みもついに今日で終了。明日は仕事はじめ。
たっぷり11連休、あれこれしたいことはたくさんだったけれど、
結局大掃除どころか片づけすらまともにできずに終わってしまいそう ><
新年早々反省点は数えきれないほどあるが、
のんびり、だらり、猫たちと過ごす時間がたくさんだったので、まぁ、なかなか幸せな休日だったと思う。
さて、Holiday最終日ということで、ひとつ、今年の目標を掲げてみよう。
といっても、具体的だと絶対に守れず、年末悲しい結果となるので(去年がそうだった)、
今年は漠然と、「全うな食生活を!一日でも、一食でも多く、人間らしく食べよう」に ^^
美味しいものは大好きだし、料理だって嫌いじゃないけれど、なんせ気楽なシングル生活なので、
忙しくなると、ついつい食生活が乱れがち。
仕方がないといえば仕方がないのだが、今年はもう少し工夫して、豊かな食生活を送りたいと思う。
もちろん健康も考えて、ほどほど手抜きをしつつ、疲れない程度に頑張ります。
そんなわけで、この連休も、家事(特に掃除)にはあまり力を入れなかったけど、
食事だけはけっこう頑張ってつくっていた。ごくごく普通の食事だけど。
そして、そんな私の食生活に、大いに役立っているのがこの子。
わが家の新入りルクさん。正しくは、ル・クルーゼ ココット・ロンド、ブルーな18㎝。
ところで、それほど料理熱心でもない一人ものなのに、ココット・ロンドばかり3つとは、呆れられるな。
私だって、ハート型のココット・ダムールは長年のあこがれだし、
来客時のお鍋に便利なビュッフェキャセロールや、シマシマの焼き物ができるグリルロンドもいいなぁと思ってはいたのだけど。
それでも、この子をわが家の3つめのルクさんにしたいと思ったのは、重要な目的があったから。
↑左は、前回サテンブルーのルクさんを手に入れた時、ほぼ同時に購入した料理本、
平野由希子さんの『「ル・クルーゼ」で、つくりたい料理~フレンチの定番を、おもてなしにも毎日にも』。
(相変わらず料理本を読むのが趣味で、静かに増殖中。いつか「読む」のではなく、料理を「つくる」のが趣味と言えるようになりたいと思ってはいるのだが・・・)
それまでルクさんでは、パトリス・ジュリアン氏の『お鍋でフランス料理』 を参考にいくつかのフレンチを作ってみたけれど、あまりにも本場ものすぎて、今ひとつ作りづらかった。
だけど、この平野さんのレシピは、材料も作り方も、私が普通に作ることができるものだったので、楽しく挑戦することができ、気に入っている(ちなみに、先日焼いたローストチキンもこちらのレシピから)。
そんな中、この本で一番目をひいたのが、『ル・クルーゼプリン』。
普段のおやつ(もちろん食後のデザートにも、時々は朝食にも)に何よりも好きなのはプリンなので、私もあんがい頻繁に焼くほうだが、
まず、お鍋丸ごとという発想にまず驚き、そして、ルクさんの熱伝導のおかげでなめらかなプリンができるという説明に興味がわき、すぐにでも試してみたくなった。
とはいっても、当時私の手持ちのルクさんは22㎝と20㎝、プリンを焼くには大きすぎる。
残念だけど、プリンなら別に鍋ごとでなくても、今までだって普通に美味しく焼けているので、まぁ、いいか、と、一度は断念したものの、結局あきらめきれず。。
昨年の自分へのクリスマスプレゼントの名目で、ついに手に入れてしまった。
(といっても、買ったのは大晦日だったけど)
早速レシピどおりに焼いてみた。
随分簡単に作ることができた。何よりも、カラメルをつくるのがラクチン。はねるて火傷する心配もない。
うまく焼けたので、実家に持っていき、家族にも試食してもらった。
普通に美味しいが、卵たっぷりのレシピなので、少々固めである。
私は乳好きなので、牛乳たっぷりの、もっとやわらかいプリンが好み。
なので、次はいつものレシピで焼いてみた。何の問題もなく美味しく焼けた。
うん、とっても美味しい。ついついクセになって、休み中、3度もプリンを焼いた。
ただ、やはり鍋ごとというのは今ひとつ絵になりにくい。
いわゆるおもてなしムキじゃないかもしれないけど、普段のカジュアルなおやつ、あるいはデザートには何の問題もない。
(余談だが、ノワはいやしいので何でも口をつけたがる。
中でもプリンはとくに好きみたいだ。困った ><)
さて、前述の本によると、『ル・クルーゼプリン』には16㎝サイズのものがベストとのこと。
でも、今回目当ての青色は16㎝のものが見あたらず、結局18㎝を選んだ。
(幸い、プリンに支障はなかった)
それにしても、このサイズがこんなにも役立つとは!
ところで、日本で一番売れているサイズは20㎝だという。
日本人の食生活、家族構成から選ばれるサイズらしい。
なのに、シングルで、おまけに小さな台所しかもたない私が最初に選んだルクさんは22㎝。
それは、たっぷりのシチューやカレー、ポトフを作りたいという目的があったから。
たしかに、これらの煮込み料理や、その後覚えた得意なチキン料理を作るのには最適だけど、さすがに、週に何度も登場するメニューじゃない。
その後20㎝を手に入れ、これは少し登場する回数が増えたが、まだまだ頻繁とはいえない。
ゆえに、大好きなルクさんとはいえ、使いこなしているとはいえなかった。
それが、今回手に入れた18㎝は、私の食生活には最適で、本当に出番が多い働きもの。
何よりも、少量炊いてもご飯が美味しい。
2合程度の少量を炊く場合、炊飯ジャーはもちろん、土鍋だってルクさんにはけっしてかなわない。
(美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまうのが難点だ)
沸騰してからの時間(10~13分)と、火加減(弱火)さえ間違わなければ、実に美味しいご飯が簡単にたけるのだ。
嬉しくなって、今年は和食でもルクさんを役立たせようと決意。
年なのか、洋風な(ワインに合う)献立は週末だけでいい。普段は(日本酒に合う)和食がベスト。
そこで、新たに、前述の平野さんの著書、『「ル・クルーゼ」で、おいしい和食―お鍋で毎日のごはんをつくろう』 を手に入れた。
メニューは普通だが、作り方が少し変わっている。
(ちなみに、平野さんのル・クルーゼシリーズは、おもしろく役に立つコラムも掲載されていて楽しい)
最初にいり鶏を作ってみた。
だしが入らず簡単。普通に美味しくできた。
次に肉じゃがを作ってみた。だしなし、水なし、の肉じゃが。
玉葱からたっぷり、たっぷりの水分がでて、焦げ付く心配はまったくなし。
ただ、弱火でコトコト炊くので、野菜が柔らかくなるまで少々時間がかかる。
肝心のお味も、いつもの作り方(私は深めのフライパンで、最初にお肉と玉葱に味をつけ、その後にじゃがいもと煮汁を加えて、やや強めの中火でガーっと煮る)のほうが美味しいような気がする。
まぁ、この方法なら、焦げ付きの心配はなさそうだ(いつものは、時々失敗する)。
とりあえず本のレシピからは2品作ってみたが、できれば全部のメニューを一度は試してみたい。
特に、温泉卵と茶碗蒸しはこれまでとは全く作り方が異なるのでぜひ挑戦したい。
そして、ルクさんを使いこなし、全うな食生活を送りたいものだ。
あぁ、またまた無駄に長い記事を書いてしまった(少し反省)。
読んでくださった方、ありがとうございます。
明日からは毎日更新とはいかなくなりますが、
ニャンズともども、これからもよろしくお願いします ^^