2017年 01月 27日
自由な猫たち 2017年1月 #8
お家をなくしてはじめての冬を過ごす、
不憫なあのこたちのところへ。
前回同様、この日も居たのは3にゃんだけ。
去年の今頃は、数えきれない仲間がいたのに。
イケメンくん。
ロン毛ちゃん。
ロン毛くん。毛玉だらけになっちゃった。
(触らせてくれたら、切ってあげるのに。。)
帆立貝の殻が落ちていたので、
持参したお水をあげたら、飲んでくれた。
にゃんが水を飲むところを見るのが好きなので、
嬉しかった。
次に会える時まで、
みんな、どうか達者でいてください。
この日、一番悲しかったこと。
このこたちが現在過ごしている場所近くの食堂の、
前におかれた自動販売機に、張り紙があった。
前回はなかった張り紙。
「注意!ネコにえさを与えないで」
(まぁ、これは仕方がないでしょうか)
「猫にさわらないで」
(さわらせてくれないよ)
「のら猫のため 病気が付きます」
(病気がつくって、、、、
ある意味、間違ってはいないのかもしれないけど、
病気がつくって、あまりにも心のないことを。。)
そういえば、
以前、たぶんこの食堂の関係者の女の子(まだ幼稚園ぐらいのこ)が
猫たちに小石を投げているのを見かけたことがある。
そばに居た大人(親?)は笑ってみていた。
きっと、猫が嫌いなのね。
それでも、良識のある親だったら、笑ってみたりなんかしないと思う。
もし、あのまま小屋が猫に開放されて、
(ある方の話しによると、保険所が廃屋から猫たちを追い出したらしい。本当かな?)
20年間通い続けたエサやりさんを悪者にしなかったら、
猫たちは、たくさんの観光客が来る、この食堂あたりをうろつく時間は少なかったはず。
彼らはただ生きるため、必死なだけなのだ。
そして、それはけっしてそまつにしてはいけない命のひとつなのだ。
それを、彼らは子供にどう伝えるのだろう。
久しぶりに心がずっしり重くなった。