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選択するということ

「まぶしいよ」
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昨日、ルッコラと一緒に家の周りを散歩しました。

サクラが散ってから、一気に初夏になってしまった感じの札幌、
早く遅れを取り戻さなくちゃって、
春の花が次々と咲いては散っています。

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ルッコラとのお出かけの目的地は動物病院。
先週の土曜日に引き続いてです。

きっかっけは、10日ほど前。
ルッコラが水を呑んだ直後、大量に吐きました。
若い頃から、わりとよく吐くこなんですが、
この時はちょっと様子がいつもと違うと感じました。
その後はつらっとしているし、食欲はいたって普通。う○ちもね。
ただ、お尻あたりが小さくなってきたのがとても気になって、
先週の土曜日、ノワと一緒に病院へ行きました。

体重は、5.1キロ、(数字的にはまだまだ立派ですが)、
4か月前と比べて、0.4キロ減少していました。
猫とすれば、これは激減らしいです。
で、はじめて血液検査というものをしました。
一番心配していた腎臓の値は、BUN(尿素窒素)は基準値内。
Cre(クレアチニン)は基準範囲が0.6~1.6のところ、2.0と、少しだけ高い程度。
まぁ、15歳という年齢(人でいうと70代後半あたり?)を考えると、
それほど驚くほどの数値ではないのでしょうか。

そんな中、お医者様が気にされたのが、GPT(ALT)が120(基準範囲は29~84)と多いこと。
そこで、甲状腺に関するT4という血液検査もしてもらうことになりました。
外部での検査となるので、結果まで数日かかるとのこと。

そして、先週水曜日、検査結果の連絡がありました。
結果は基準範囲が0.6~3.9であるところ、ルッコラは4.3。
ということで、甲状腺機能亢進症でしょうとのこと。

実は、先週病院を訪れるまで、
この病気について、まったく知識がありませんでした。
(まったく勉強不足ですね)
調べてみると、人でいうとことのパセドウ氏病とのこと。
シニア猫には多い病気で、10歳以上では2割かかっているらしく
(でも8割はかからないのだよね 涙)
放置すると、心臓などの内臓に負担がかかり、突然死を起こしてしまう病気らしい。

症状としては、
・痩せてきた
・食欲があまりない
・高齢なのに、活発で食欲が旺盛
・大声でよく鳴く
・毛が抜ける
・水をたくさん飲み、おしっこをたくさん出す
・下痢・嘔吐
・元気があまりない

とのこと。
ただ、ルッコラがあてはまるといえば、
・痩せてきた
・食欲があまりない
・嘔吐
というところでしょうか。
それにしても、「高齢なのに活発で食欲が旺盛」というのが病気の症状なんて、
恐いですね。。。

久しぶりに激しく動揺しました。
仕事も手に付かず、ミスばかり。
転んで怪我したり、きっと血圧もあがってるなぁ。

もう猫の寿命は過ぎているらしいけど、
ルッコラより元気にしている同年齢や年上の猫ちゃんはたくさんいるし、、
もう15歳、だけど、やっぱり、まだ15歳と考えたかったのに、
何か育て方が悪かったのかも。。ごめんね、ルッコラ(大泣)

で、調べてみると、ますます落ち込むことが。。。
それは治療のことです。
ヒルズで出している処方食があるとのことですが、
これは、他の猫には食べさせてはいけない食事です。
なので、わが家のように、勝手気ままに食べるスタイルのわが家では無理。
となると、飲み薬での治療となりますが、
(お医者さまによると)
特に年齢が高い場合、投薬治療をはじめすぐ、腎臓疾患となり、
結局両方の治療をはじめなければならないことが多いそう。
薬自体も、これはかなり副作用が強いようで、
薬の副作用として、皮膚病になったり、
胃腸にダメージを与えて、吐き気をなどの症状がでるそうです。
(ルッコラの性格を考えると、吐き気なんかがでたら、食べること拒否するな。絶対。)
で、やっかいなのは、一度投薬治療をはじめた後ストップすると、
余計に悪いことになってしまうらしい。

それに、あの気難しい娘にとって、投薬のストレスは計り知れない。
なんたって、大好きなおかあちゃん(私のこと)が毎朝毎晩、いじめるのだから。
(避妊手術の時に出された薬だって、決して飲まなかったこ)
加えて、投薬がはじまると月に1~2度の血液検査が必要。
それ自体もとても、猫にとってはひどいストレス。

そんな苦しい治療をして、寿命がのびるのは2年ほどなのでしょうか。。
(いろいろ調べてみても、治療をはじめてそれ以上長生した猫ちゃんとは遭遇できませんでした)
それなら、たとえ後半年、いえ、来月突然死してしまっても、
今までどおり、家で、のんびりとおだやかな毎日を過ごすことが、
彼女にとって、シアワセなのだろうかと思ってしまった。

もちろん、私としては、どんな状況でも、少しでも長く生きていてほしい。
家に居るということが大前提だけど(病院では決して逝かせない)。
でも、そんな風に頑張るのが、彼女のシアワセかどうかはわからない。
自分自身がもし彼女の立場だったら、
やっぱり、美味しく食べられて、優しい家族とのんびり過ごせるのが一番なのかなと思います。
薬漬けはいやだな。。

そんなわけで、
(まだ数値もそれほど高くないこともあるけど)
突然死のリスクも恐いけれど、薬の後遺症、腎臓病発症のリスク、投薬通院のストレスを考えて、
今回はすぐ投薬治療をはじめるのはやめようと決心し、
昨日病院に行って、先生にその考えを伝えました。
幸い、先生も、そういう選択もあるとおっしゃってくださいました。
激しく反対されたらどうしようと思ったけど、話をちゃんと聞いてくださるお医者さまで良かった。

また、様子を見ながら検査をしてみようと思います。
その時、大幅に悪い数値が出たら、その時また考えます。
投薬治療にチャレンジすることも考えるかもしれません。
もちろん、体力を維持できないほど激やせしたり、具合が悪そうだったらすぐ診てもらうけど。
ただ、いつ突然死するかもしれないということは覚悟することにしました。
冷たいような気もしますが、
苦しい治療をつづけることなく、あっといまに逝ってしまうのも、ある意味ラッキーなのかも。
なんせ、もう一般的な寿命は生きたらしいので。
で、命のある間は(それが明日か数年後かはわからないけど)、
できるだけ、ルッコラとべったりと過ごしたいと思います。
治療に関しては、きっと、どう選択しても後悔するだろうなと思うのです。
だからこそ、一緒にすごす時間は大切にしたいのです。

あぁ、枯れるように猫生を終えるのは、難しいのでしょうかね。
(人間もね)

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ちなみに、昨日病院で体重を計ったところ、
5.3キロありました。
一週間で0.2キロ増加。。。。これって?
by rucolaperla | 2013-06-09 13:30 | うちの猫

今日も、明日も、明後日も、いつも親ばかな家猫写真館

by rucolaperla
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